【夏越の祓(なごしのはらえ)】茅の輪くぐりの季節がやってきました
6月も半ばとなりましたが、早くも一年の半分が過ぎようとしていますね!
そんな6月の風物詩ともいえる行事の開催が八尾市観光WEBに掲載されていました。
昨年の記事でもご紹介しましたが、今年も市内8カ所にて「茅の輪(ちのわ)くぐり」が実施されるとのことです。
※画像は恩智神社公式ホームページより
どうして茅の輪をくぐるのかというと、その由来は奈良時代に編集された備後国風土記によると次のようなことだそうです。
スサノオノミコトが旅の途中に蘇民将来(そみんしょうらい)という人物に宿を求めたところ、貧しいにも関わらず厚くもてなしてくれました。その数年後スサノオノミコトは再び蘇民将来のもとを訪ね「もし悪い病が流行ることがあれば茅で輪を作って腰につけていれば病気にかからないですむでしょう」と教えました。そして疫病が流行したとき、蘇民将来とその家族は茅の輪で助かりました。この言い伝えから「蘇民将来」と書いた紙を門にはっておくと災いを免れるという信仰が生まれ、最初は茅の輪も腰につけるほどの小さいものだったのが、時代がたつにつれ大きな輪をくぐって罪や災いを取り除くという神事になったそうです。
ちなみに蘇民将来には巨旦将来(きょたんしょうらい)という弟がいて、こちらは裕福であったにも関わらずスサノオノミコトを拒み、疫病が流行したときには巨旦家族は病に倒れたとのこと。(まさに「情けは人のためならず」ですね!)
ご家族で茅の輪をくぐり、積もった心身の穢れを祓って無病息災を祈願しに行かれるのはいかがでしょうか。
最後に「茅の輪くぐり」の作法が分かる動画をご紹介します。
※地域や神社によって作法は違いますので、参拝される神社の決まりに従ってくださいね!
※動画はYoutubeより
【開催日】
2016年6月30日(火)
【場所・時間】
○恩智神社(おんぢじんじゃ) 八尾市恩智中町(おんぢなかまち) 午後5時より
○八尾天満宮 (やおてんまんぐう) 八尾市本町(ほんまち) 午後3時より
○許麻神社(こまじんじゃ) 八尾市久宝寺(きゅうほうじ) 午前10時より
○西郡天神社(にしごおりてんじんじゃ) 八尾市泉町(いずみちょう) 午前10時より
○玉祖神社(たまおやじんじゃ) 八尾市神立(こうだち) 午後4時より
○矢作神社(やはぎじんじゃ) 八尾市南本町(みなみほんまち) 午後7時より
(それいゆさん7)
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