後世に残すべき八尾の伝統文化を若い人たちが受け継ぎ、進化させています!
江戸時代から明治初期にかけて河内地方の重要な地場産業だった手織りの「河内木綿」。八尾の特産品として有名ですね。
すっかりオートメーション化が進み需要がなくなってきつつありますが、今改めて、その価値を見つめ直そうと奮闘する人々がいます。
八尾市に2つのキャンパスを持つ大阪経済法科大学では、PBL(課題解決型学習)を通じて、ビジネス現場で求められる知識や実践力を身につける本学の教育プログラム「ビジネスリーダープログラム(BLP)」という学習を取り入れていますが、その一環として地元八尾市の伝統品である河内木綿を学生の新しい発想で現代に復活させ、世界に発信し地域に貢献していく活動を行っています。
まずは畑を作るところからスタート。
(画像は大阪経済法科大学HPより)
実れば収穫して
(画像は大阪経済法科大学HPより)
そして綿を糸にし、糸を紡ぎます。
(画像は大阪経済法科大学HPより)
糸を紡ぐ作業は力加減が難しく、糸がすぐ切れてしまうため大変なんだそうです。
学生さんたちは全員これらの技術を習得できるよう頑張っています!
そしてここからが若い力の見せ所!
蝶などをあしらい、現代風にアレンジした文様の布を作り、名刺入れなどに加工し、新たな商品を提案するんです。
(画像は大阪経済法科大学HPより)
こんな現代風のデザイン小物なら、若い人にも興味関心を持ってもらえますよね。
学園祭や市のイベントでは販売も行ったようですよ。
(画像は大阪経済法科大学HPより)
畑から綿を作り、糸を紡ぎ、デザインを考え製品化する。
それだけでも大変意義のあるプロジェクトですが、さらにイベントでは伝統文化体験として糸紬ぎや綿繰り、藍染めの体験をしてもらうことで、河内木綿の魅力をアピールしています。
若い世代が古き良き日本の伝統文化に興味を持ち、新しい風を吹き込んでさらに進化した文化に発展させる。
なんとも頼もしいですね。
学生さんたちにとってもとても貴重な体験になっていることでしょう!
(カリヌーン)