【八尾市】母子健康手帳をデータ化!子どもにウェアラブル端末を装着、データから障害やいじめの兆候を事前検知……新しい取り組みが行われています
当たり前のように支給され、当たり前のように使っている母子健康手帳が、実は日本生まれだってご存じですか?
2025年の大阪・関西万博を見据え、大阪府・大阪市が協働して実践する「スマートシティ戦略」の一環として、八尾市では、母子健康手帳データ化を推進、スマートキッズCity”YAOCCO”に取り組んでいます。
子どもの日常生活等から収集する健康データなどのデータを活用した、システムモデルを構築。効果として
①障がい・いじめのリスク兆候予測
②健康記録の自動化による保育士の仕事の軽減
③保護者のデジタルバディー(子育てをする保護者のバーチャル伴走者)
予防接種・感染症管理、子どもの健康状態、信頼できる子育て情報提供等
が期待されました。
そして実際得られた効果として、
・障害が疑わしい園児が3名(9%)見つかり、早期対応
・保育士の事務作業が効率化され、保育士1人あたり1日平均13.86分の時間を削減
・保護者のこども園に対する満足度が70%に上昇
とのことです。
具体的には、脈拍を常時測れるため、うつぶせ寝による突然死を回避できたり、身長・体重・体温の自動健診によりデータちく蓄積、保育士さんの転記作業や書き間違いもなくなるというメリットがあります。
成長への切れ目のない支援として、母子健康手帳データ化推進協議会が主体となって行われています。
日本が世界に誇る母子健康手帳も、いよいよデジタル化の時がやってきそうですね!