【八尾市】小学生の放課後の自由な居場所「スクールキッズ・スクエア」誕生!10月から始まる新しい放課後支援
子どもの放課後、どこで、誰と、どんなふうに過ごしているか。
保護者にとって、特に働いている方にとっては気がかりなテーマのひとつではないでしょうか。

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そんな中、八尾市で新たに始まる取り組みが注目されています。
その名も「スクールキッズ・スクエア(愛称:SS)」。
これは、学校の施設を活用して、放課後の子どもたちが安心して自由に過ごせる場所を提供する新しい居場所づくりの取り組み。
2025年10月から、上之島小学校と東山本小学校でモデル実施がスタートします。
「スクールキッズ・スクエア」は、放課後に小学校の教室や運動場、体育館などを使って、希望する児童が自由に参加できる場所です。
子どもたちが自分で「行きたい」と思ったときに利用でき、遊び、スポーツ、学習などを自主的に過ごすことができます。
運営は八尾市と教育委員会が連携し、放課後児童室の指導員が一体的に管理。
見守りはあるけれど、時間や活動に縛られず、子ども自身の意志を尊重した新しいスタイルの居場所です。
これまで八尾市には、「放課後児童室(いわゆる学童保育)」があり、保護者の就労等により保育が必要な児童を対象に、継続的な保育を提供してきました。
それに対して「スクールキッズ・スクエア」は、就労の有無に関係なく、希望すれば誰でも参加できるのが大きな特徴。
つまり、「もっと自由に、自分のペースで過ごせる場所が欲しい」という子にはSSがぴったり。
一方で、「しっかりとした時間管理の中で過ごしたい」という子には従来の放課後児童室が向いています。
「放課後に自由に出入りできるって、ちょっと不安…」という保護者の声もあるかもしれません。
SSは、放課後児童室の指導員が常駐し、見守り体制を整えたうえで運営されます。
子どもの自主性を尊重する取り組みのため、登室や降室の時間管理までは行われません。
利用のルールや帰宅時間は各家庭で話し合って決めることが大切です。
2025年(令和7年)度は、まず以下の2校でモデル実施が始まります。
・八尾市立上之島小学校
・八尾市立東山本小学校
利用登録は令和7年8月25日からスタートし、10月1日から利用開始。
8月25日~9月22日までに登録した場合は、10月1日からスムーズに利用できます。
SSの登録料は年間1,000円のみ。
利用開始のタイミングに関係なく年度単位でかかりますが、月額保育料が必要な放課後児童室と比べても、家計にやさしい仕組みです。
しかも、「放課後児童室」との併用登録も可能。
「週に数日は学童、別の日はSS」というような利用の仕方もできます(ただし、同日の併用は不可)。

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スクールキッズ・スクエアのような「見守られた自由空間」は、働く保護者にとってはもちろん、子どもたちにとっても安心して過ごせる場所になります。
放課後に一人で留守番するよりも、友達と一緒に遊んだり、好きな活動に取り組んだりできる環境が身近にあることは、子どもの心の安心にもつながる大きな要素です。
また、学校施設の活用という点でも、身近な場所で利用しやすいのが魅力。
安全面も、見守り体制がしっかりしているので、保護者にとっても安心材料が増えるのではないでしょうか。

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放課後にもっと自由に、のびのびと自分の時間を過ごしたい――。
そんな子どもたちの声に寄り添いながら、八尾市はより一層、子育てしやすいまちづくりを進めています。
この新しい制度、ぜひご家庭でも一度話題にしてみてくださいね。





