【八尾市】八尾市久宝寺の寺内町に安心の拠点。AEDと防災設備を備えた就労継続支援B型「シュエット」がオープン
2025年4月、八尾市久宝寺に就労継続支援B型施設「シュエット」がオープンしました。
福祉の場として利用者さんを支えるだけでなく、地域にとっても大きな安心につながる取り組みをされているので、ご紹介したいと思います。
この施設の大きな特徴のひとつが、AED(自動体外式除細動器)を設置していることです。

画像は情報提供者様より
設置のきっかけは、代表の方が元救急隊員であったことにあります。
救急の現場で命の重みを数多く見てきた経験から、地域で「一人でも多く命を救いたい」という強い思いを持ち、AEDを導入されたそうです。
久宝寺エリアは歴史ある寺内町が広がっていますが、実は救急車の到着に少し時間がかかる場所でもあります。
最寄りの消防署は亀井にある出張所ですが、JR久宝寺駅周辺には一方通行の道が多いため、救急車が施設に到着するまでに迂回が必要です。
救急車が1分遅れることは、救命の可能性に大きく影響を与える場合があります。
だからこそ、地域にAEDがあること、そしてそれを適切に扱える人がいることがとても大切なんですね。
単にAEDを設置しているだけでなく、この施設には元消防士で心肺蘇生法に熟知したスタッフが常駐しています。
AEDの操作は誰でもできるよう設計されていますが、やはり経験豊富な人がそばにいるのは心強いですよね。

画像は情報提供者様より
さらに今後は救命講習の普及活動にも力を入れていく予定とのこと。
地域の方々がいざという時に行動できるよう、知識と技術を共有していく取り組みはとても頼もしいですよね。
この施設は災害対策に力を入れています。
すでに井戸水、ポータブル電源、備蓄水などが用意されており、停電や断水が起きた時にも地域の人々が安心できる環境が整っています。
さらに今後は深井戸への切り替え、ソーラーパネルや蓄電池の導入も検討しているそうです。これが実現すれば、大規模な災害時にも電気や水の確保が可能になり、地域の防災拠点として機能できるようになります。

画像は情報提供者様より
福祉施設でありながら「地域に開かれた防災拠点」としての顔も持っているのは、他にはない大きな特徴だと思います。
久宝寺の施設でも、地域とのつながりを大切にしながら、一人ひとりに寄り添った支援が行われています。
単に「働く場所」を提供するだけではなく、地域にとって安心と信頼を届ける存在になっているのです。
施設の方は、設置したことを地域の方に知ってもらい、いざという時に役立ててもらうことが大切だと考えています。
久宝寺の寺内町エリアは、歴史的な街並みが残りながらも住宅地としても発展している地域です。
その中で、いざという時に頼れる施設があるというのはとても心強いですよね。
防災や救命といった取り組みは一見すると堅苦しく思えるかもしれませんが、地域にとっては日常の安心そのもの。
地域に根ざした福祉と防災の取り組み。これからの展開にも注目していきたいと思います!
就労継続支援B型 シュエット様、情報提供・画像提供ありがとうございました!
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